毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2015年4月17日金曜日

「第18回統一地方選・雑感」


 統一地方選挙とは、地方自治体の首長及び議会議員を全国一斉に開催する為、2015年4月12日と26日の2回に分けて行われる日本の選挙。
 如何なる選挙に対しても余り関心を持たない我がボケ頭であるが、無投票当選者の比率の高さに聊か愕然とした。
 どうせ地方の首長、議員など我々国民生活に大して関係無いとの感覚を持っていたが、無投票当選者の多さに驚いた。

 因みに今月12日に行われた同府県議総定数2284に対し、3273人が立候補を届け出て、39道府県で501人の無投票当選が確定した。
 何と当選者の22%の議員が国民の選択を受けていないのである。
 我がボケ頭の知る限りでは、人口5万人以上が市の基本的基準と言われているが、その数字に満たない居住地域が町であり村である。
 5万人以上を抱える市制でも自治能力不足の市が沢山存在するのに、町村の継続は血税の無駄使いである。

 雑感で計数ことを取り上げるのは我がボケ頭の最も苦手とするところであるが、選挙制度論争となるとある程度の計数の裏付けが必要なので計上した。
 東京都の特別区を除いて市制790、町746、村183で町は3000人以上、ということになる。
 自治能力を備えていないから、人口3000人の町に7000人を収容する大文化ホールを作り、建築後殆ど使用していないような無駄が生じる。
 今、安倍政権は石破地方創生担当相を任命して、地方再生を盛んに宣伝しているが、それらの空想空論を演じる前に町村制を廃止して近隣の市に吸収合併を推進し、合理化して自治能力を強化することが先だろう。

 自治能力を備えていない町村に、いくら国が補助金を投入しても血税の垂れ流しに終わることは必然である。
 自治能力を今まで発揮出来ていない町村に国家予算を垂れ流すことほど、国益を損なう政策は無い。
 安倍が本気でアベノミクスを成功させる硬い決意があるならば、政治的ライバルである石破と緊密に話合って是非実現に邁進すべきだ。

2015年4月8日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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