「時事雑感」2015-04-01
今、中国では習近平政権の基盤を揺るがしかねない闇金融問題が浮上してきて、共産党独裁体制が危機に晒されている。
その最大の原因が「影の銀行」であると、元朝日新聞の山田編集委員は指摘し、もし崩壊すれば地域に深刻な打撃を与えて大混乱が起きるであろうと言う。
「影の銀行」とは政府が認可した銀行ではなく、地域の有力者が金を出し合って作った金融機関のことである。
中央銀行である人民銀行の管理の外にありながら、中国人民の暮らしに寄り添った「闇の銀行」である。
中国各地で沸き立つ不動産ブームで、背後に動く金持ち集団の存在がある。
値上がりを見越して青田買いし、転売する。
高度成長と不動産の値上がりが更に彼ら大金持ちを急膨張させた。
闇銀行は、自営業者が相互に金を融通しあう庶民金融として生まれ、資金を預かり企業を支援するごく小さな庶民金融機関である。
急激な経済膨張を追い風に、資金は膨らみ、やがて不動産ブームに乗って「投資銀行」となった所までは良かったが、かって日本も経験したバルブの崩壊が突然中国でも起こり不動産価格は暴落して闇の銀行を直撃した。
長年に亘りコツコツと貯めてきた金を、高い利息に騙されて一斉に闇銀行に預け根こそぎパクられた庶民が続出した。
現在、彼ら被害者が結束して人民銀行や監督官庁に対して監督責任を厳しく追及すべく結束して行動を起こし、逃げまくる役人、役所に対して暴徒化していると言われる。
闇銀行の破たん金額は100兆円以上に膨れ上がると言われている。
習近平は名目NO2の李克強首相に責任をおっ被せる算段をしているので、また権力争いに発展するだろう。
そのような危険な要素を抱えている中国になりふり構わずすり寄る財界や自民党の二階総務会長等の阿呆どもにそろそろ誰かお灸をすえる愛国者が出てくることを願う。
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