「時事雑感・草莽危言」2014-12-03
2020年の東京五輪を迎えるに当たり新しい競技場に作り替える計画が発表されているが、現在の収容能力54000人から80000人に増やす為の計画だと関係者は説明している。
新しく競技場を建設すれば1300億円も必要なのに、改築すれば780億円で出来る。
当初、国際オリンピック委員会(IOC)の見解では収容人員8万人が開催の絶対条件と言われていたが、直近の委員会の見解として現状のまま使用可能であると条件が緩和された。
それにも拘わらず関係者は来年秋には新築する為の入札を行う意向を表明している。
改築ならば新築のほぼ半額で出来るのに何故血税の無駄遣いをするのか解らない。
報道によると8万人も集客できる競技場を造っても、五輪後それだけの観客を動員できるスポーツイベントは不可能であろうと解説している。
五輪委員会は「改革案としてIOCと開催都市との柔軟な協力関係をうたい、コスト削減や後利用の観点から望ましい場合は、既存・仮説施設の活用を推奨する」と強調している。
オリンピック終了後は無用の遺跡と化し維持費ばかりが増えるのは必然なのに、計画を推進しようとするのは、管轄の文部省役人が天下り先として考えているのだろう。
新築を止めて差額を中小企業経営に振り替えれば無駄金が生きることを考えてくれ。
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