「時事雑感・草莽危言」2014-12-02
米国内の人気は下降して、先日の中間選挙でも民主党は惨敗し上院、下院の両方で過半数割れに追い込まれたことを棚に上げて、オバマはよくぞ安倍政権を批判したとは思う。
オバマ曰く「安倍政権は完全にアベノミクス推進に失敗し、日本の景気は相変わらず低迷して回復の目処は見込めない云々、、、」と言っている。
オバマが安倍政権の無策振りに言及したのは、アメリカ国民の不人気にも拘わらず米国の景気はかなり上昇している現実を見ているからだろう。
日本では衆参両議院で与党が過半数割れすれば政権運営は頓挫するが、米国では強力な大統領職権を駆使して政権を維持する方法があるのだろう。
安倍政権を庇う気などさらさらないが、最強の同盟国のオバマ大統領の意見は尊重すべきだろうとは思う。
オバマ発言は日本に対する内政干渉と謂うほどではないが、衆議員選挙の真っ最中に良くぞ発言したと寧ろ感心している。
アベノミクスは金融緩和、財政出動、成長戦略の三本の矢を喧伝してきたが、米国大統領が早々と失敗の判決を下したわけだ。
我がボケ頭もアベノミクスは失敗だと考えているし、特に三番目の成長戦略は完全に無策であり国民や中小企業経営者を騙した罪は重く、謙虚に反省すべきである。
米国の景気はオバマ人気の下降とは裏腹に非常に活発に推移しているらしく、長期金利のアップすら示唆している。
日銀の金融政策と比べたら驚くべき対応であり、アメリカ経済の底堅さを表している。
野党がガタガタで超弱体化しているので今回の選挙は自公が勝利するのではなく、野党が勝手にずっこけて敗北するのだから、例え自公が大勝しても本当の勝利ではないことを肝に銘じて、真剣に景気回復策と中小企業対策に全力投球しなければならない。
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