毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2014年11月7日金曜日

「日銀が追加緩和、果たして黒田総裁が目論むデフレ脱却効果は期待出来るのか?」

「時事雑感・草莽危言」2014-11-01

 日銀は10月31日の金融政策決定会合で追加の金融緩和を決めたが、政策委員の中4人は反対したそうだ。
 黒田総裁は提案者として賛成5反対4の採決結果を基に追加緩和を正式決定した。
 総裁が如何なる決定を実行しても、我々中小企業には景気回復の風向きは全く感じられないし、総裁が推進している「デフレを克服しながら景気を回復する」などという手法が魔法に感じられて仕方がない。
 景気動向と金融政策との難しい問題はわがボケ頭には理解不能であり、中小企業経営に携わっている一経営者とすれば、経営している倉庫が希望価格で満杯になれば我がボケ頭なりに景気回復を実感するかも知れないが、現状はほど遠い。

 記者会見した黒田は足元の物価上昇が鈍化していることを受けて、「資金供給量を年10兆円から20兆円増やし、年80兆円に拡大する。長期国債の買い入れ量も30兆円増やして80兆円にする。
上場投資信託と不動産投資信託の購入量は3倍に増やす。」とぶち上げたが果たしてこれらの資金の中、如何ほどの金が中小企業関係に回るのか一切説明がない。
黒田の再度の緩和政策発表を受けて、今日4日の日経平均は大幅上昇し7年振りに17000台に乗せた。
野村証券やメガバンク系証券会社等がぼろ儲けしただけで、株式市場でも中小企業には殆ど恩恵は考えられない。
輪転機をフル稼働させて増刷するのは結構だけど、何故不動産価格の上昇に影響を与えないのか我がボケ頭には理解不可。
東京の中心部や横浜近郊、大阪中心部、福岡市の一部等は多少地価の上昇が見られるが、福岡でも我が本拠地などは全く影響ない。
全国的な地価の上昇なしには絶対にアベノミクスは「アベノミス」で終わる。


2014-11-01  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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