「時事雑感・草莽危言」2013-04-05
このところ米国向けに激しい非難中傷を継続していた北朝鮮の態度に少し沈静化の兆しが見え始めた途端に、今度はボストンマラソンのゴール近く二箇所でかなり大きな爆発事件が発生し、死者数名を含む170人以上の負傷者が出た。
幸い日本人には負傷者が居ないらしいが、日本人マラソン出場者は数百人に上ると言われているし本当に不幸中の幸いである。
東京マラソンを初め今や世界中の主要都市は勿論のこと、日本でも到る所で大型マラソン大会が開催されているが、世界のテロリストにとってこれ程甘いターゲットはないということを今回の事件は皮肉にも証明しかねない。
米国政府としても犯行者の追跡に躍起になっているが、犯行後間もないし犯行グループの確保には未だ至っていないらしい。
猪瀬東京都知事は日本の国情を無視してアルゼンチンの次のオリンピックを招致に躍起になっているが、今回のボストンマラソン事件に対する感想を是非聞かせて欲しいものだ。
昨年の東京マラソン出場者は36000人で、コース沿いの観衆は170万人と言われている。
ボストンよりも更に大規模な事件が来年の東京マラソンで起きる可能性は全く皆無ではない。
何を目的にして東京都は世界一参加者の多いマラソンを開催するのか我がボケ頭には理解出来ない。
長年の大不況で国民はストレスが溜まり、「皆なで走ればストレスも一時的に解消するぜ」との喧伝に乗せられ、途轍もない参加者が出場し、本当は参加して走りたいのだがそこまでの自信がない連中が、躊躇して参観者にまわり大観衆になったのだろう。
このような大観衆の中でもしもボストンより更に大規模な事件が発生する可能性など、猪瀬は考えたことは無いのだろうか。
尖閣諸島を初め自国の安全確保も出来ず、国家の安全を米国との安全保障条約に全面的に委ねている現状を先ず解消して、自国の軍事力で国家国民を守る安全な体制を構築することこそ、オリンピックを招致する前にやるべき優先課題ではないのか。
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