「時事雑感・草莽危言」2013-06-04
川崎重工と謂えば、最近新聞で見た会社だと思い出したら何と防衛省に多くの製品を納入している大会社だそうだ。
同業では三菱重工が圧倒的一位で、川重は二位ながら大企業であることは事実であり資本金や売上高や従業員数等から見ても所謂一流企業である。
その一流企業で一体何が起こったのかと多少興味本位で新聞各紙に目を通したら、日経他殆どの新聞が一面で取り上げているので聊か驚きである。
各紙の記事から我がボケ頭が得た情報によると、簡単に言えば現社長派が前社長である現会長派のクーデターに遣られて、現社長他子分二名と一緒に追放されたということだ。
まるで遣り方はそこらの中小企業の内紛処理並みの幼稚さである。
日本では超一流の企業である川重の社長の首がいとも簡単に切られる状況を見て、一体株式会社は誰のものかとボケ頭なりに疑問を持った次第。
今回のクーデター劇が一昔前なら、総会屋ご一統様の格好の餌食になったかも知れないと、地団太踏んでおられる向きも多いのではないかと余計なことを考えると同時に、過去のような何らかの背景が無くなったことが経営を軽視し、逆にサラリーマン経営者どもの私利私欲争いを招きやすくしたのかも知れない。
それにしても、今回の内紛の当事者である取締役殿達は己達の喧嘩の影響で株主に迷惑をかけたことの責任をどのように考えているのか聞きたいものだ。
新社長に就任する連中の会見記事が報道されていたが、喧嘩の原因が三井造船との合併の賛否だということばかりで、株主に対するお詫びの言葉は聞こえてこなかったけど、こんな無責任な態度は怪しからんとは思う。
しかしながら我が貧乏中小企業には株主の発言権を有しないのが残念ではあるが、それにしても辞めさせられた前社長もただ黙って引き下がるようでは、今まで命がけで川重を経営してきたのか疑いたくもなる。
我がボケ頭が仄聞したところでは、川重はヘリコプターの生産ではトップクラスの会社で、自衛隊にも多くの装備を納入しているはずであり、突き詰めれば国民の血税をガッポリ吸い上げて利益を上げている企業のはずだから、経営トップの首が何時切られても可笑しくないような会社には防衛省は発注をひかえるのが、血税使用の基本的姿勢ではないかと我がボケ頭は考えた次第。
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