毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2013年6月11日火曜日

「商工中金社長に杉山元経済産業事務次官が就任の意味?」

「時事雑感・草莽危言」2013-06-01

 昨日の日経朝刊で商工中金社長に、元経産省次官で現副社長の杉山秀二氏の昇格人事を知った。
 元来、経産省次官の特設ポストであった中金理事長の座を、株式会社への組織変更を機に民間出身者の新日鉄副社長に譲った経緯がある。
 今回、約四年半振りにトップの座を経産省に返したことになるのだが、我がボケ頭は当時の組織変更とトップポストの民間人起用に誤魔化し人事だと異議を唱えたことを思いだした。
 当時の社会風潮が政府系組織への風あたりが強く、世間に迎合する形での妥協人事と組織変更であることに強い違和感を覚えたからだ。
 小手先の変更であり、商工中金の取引先である我々中小企業の為に果たして如何なる恩恵と効果をもたらすのかに疑問を感じたからである。
 その意味で今回の政府色の回復人事で、我々中小企業に対する政策にも充分配慮して頂けると期待したいし責任の所在も更に明確になると思う。
 我がボケ頭が想像するに、財務省の連中は手前らの子分である民間金融機関の安泰を何よりも第一に考えており、その為には政府系金融機関と雖も子分達と明らかに反目の立場にある中金には節度を要求して子分どもの儲けの邪魔をさせたくないのが奴らの本音なのだ。

 その意味で杉山新社長には通産省時代に培われたであろう中小企業対策を今一度真剣に振り返って戴き、この国に於ける中小企業の存在価値と重要性を改めてご認識戴き、我々中小企業がやる気を持てるような、起こさせるような斬新な政策の推進を命がけでお願いしたいと心から期待しております。
 東日本大災害復興予算に便乗して災害とは直接関係無い公共事業や無駄な設備に血税を組んでいますが、国益を反する予算は徹底的に精査してそれらは全て中小企業活性化のための予算として商工中金に回して更に有効に利用して頂ければ有難いです。
 
  2013年6月8日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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