「時事雑感・草莽危言」2012-07-03
現在の読売新聞社は、会長・主筆を兼務する渡辺恒雄・通称“なべ恒”の個人会社に等しい存在である。
1926年5月生まれのなべ恒は満86歳の超後期高齢者でありながら、公称1000万部発行の大新聞社を完全に私物化し、己の意のままに経営している。
5年前小沢が民主党代表の時代に自民党の森元首相と組んで、時の福田首相を巻き込み自民、民主の大連立を画策したが、小沢の根回し不足から失敗し大恥をかいた恨みからか知らないが、その後の小沢の政治行動に対して極端な反対、批判記事を展開している。
主筆とは解説によると、社説を初め編集の全てを統括する地位というから、極論すれば読売新聞は実質“なべ恒”新聞と言える。
一方で代表取締役会長として人事権を一手に掌握しているので、少しでも昇進したいゴマすり重役どもはイエスマンばかりなのでなべ恒の顔色ばかり伺い、親分のお気に入りの記事ばかり書くので、読売新聞は小沢バッシング一色に編集されている。
小沢非難記事を書くことが即、なべ恒親分に対するゴマすり記事として評価されるから茶坊主どもは競って小沢の悪口を網羅するわけである。
小沢新党の影響力ついても極端に過小評価していずれ政界での存在感が希薄になり、政界再編の引き金には程遠いなどと書いているが、朝日新聞などは従来から小沢に対して結構辛口に対応しているのに、今回50人を引き連れて新党を結成したことは野田政権の命運を左右する引き金になるかも知れないとそれなりに評価している。
某宗教団体や政党が発行している新聞ならまだしも、読売は国民大衆を対象にした一般紙であり、政冶に対する立ち位地はあまりころころ変えるべきではないし、あくまで国民目線で取材し報道する義務があるとわがボケ頭は考えている。
わがボケ頭は幸いにしてメガ新聞を三紙は購読しているし、現在のように政変が激動している時には更に追加して目を通すので、新聞各社の報道姿勢や社説の差異をある程度把握できるし各社の比較もできるけど、読売一紙しか読んでいない読者は知らず知らずに読売の偏重記事に洗脳される可能性は大きいはずである。
このような“ナベ恒”新聞は読むのを止めようと思うが、読まなければ他紙との比較も出来ないし読売批判も出来ないので、ささやかなディレンマを抱えながら購読しているのがわがボケ頭の現実である。
願わくば読売が一日も早くナベ恒新聞から脱皮して本来の読売新聞に戻ることを望む。
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