「時事雑感・草莽危言」2012-07-02
何も決められないダメ野田政権が発足してから、早いもので十ヶ月が経過した。
昨年の今頃はあほ菅政権が、国民には元より民主党内からも嫌われて民主党員による菅下ろしが激化し、末期症状を迎えていた。
あほ菅は昨年の6月3日に不信任案を突きつけられながら、お坊ちゃん鳩山を騙してその後三ヶ月を辞職せずに逃げ切ったのだが、それは次から次に法案や臨時予算等を提案してそれらを成立させたら解散選挙をするという引っ張り作戦である。
結局、あほ菅は延命に延命を重ね、最終的には一年三ヶ月も政権にしがみついたあげくに、同僚議員に蹴飛ばされ引導を渡された。
最近のだめ野田の政治姿勢を見ていると、消費税増額の為には正に形振り構わず振舞っているのが目立って仕方がない。
何と自公と組んで三党合意を成立させ、民主党の主張をほぼ全部撤回し、自民党案を丸呑みして消費増税を成立させた。
正に自由民主党そのものである。
民主党の旗を降ろして自由民主党に迎合したわけだから、民主党は糾合された次第。
小沢グループが民主党から離党して衆参合わせて50人で明日新党を立ち上げると報道されているが、10日から始る参議院予算委員会では大混乱が生じることは必至であり、我がボケ頭の予想では消費税増額法案は成立しないのではないかと思う。
予算委員会の経過次第で、小沢グループが野田政権不信任案を提出するかもしれないし、三党合意などお互いの党利党略が全てであり、自民党も公明党も早期解散が最重要テーマであることには異論はないはずである。
自民党は先の衆議院選挙で消費税増税を主張して敗北しているので、次回の選挙でも増税の旗を降ろすわけにはいかなかった所に、野田が代りに増税の旗を上げてくれたので野田の影に隠れて取り敢えず増額に賛成して、来る選挙には消費税抜きで気楽に戦おうという作戦である。
国会議員は己の選挙に勝利することが全てであり、政策は二の次でありましてや国益優先で己の選挙に敗戦しても突き進む奴など皆無である。
国会議員在職中にあまりに恵まれているので、議員バッジが無くなった瞬間に単なる失業者に成り下がるのであり、こいつらに国益や国民の利益を期待するほうが阿呆だ。
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