「時事雑感・草莽危言」2012-05-03
終戦後67年、憲法施行から65年、サンフランシスコ講和条約締結後62年が経過しているのに、この国は未だ独立国としての自前の憲法を保有しないで、米国の占領下で与えられたお仕着せの憲法を性懲りもなく遵守している。
因みに最大の問題点は「戦争放棄、戦力の不保持、交戦権の否認」、第九条日本国民は正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2)前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権はこれを認めない。
と憲法では戦力の保持を禁じているが、わが国には自衛隊という戦力を保持しているのだから矛盾も甚だしいということになる。
九条を馬鹿正直に遵守すると、尖閣諸島に中国軍が上陸してきても日本国自衛隊は武力で阻止できないことになる。
然らばなぜ国民の多額の血税を投入して自衛隊を保有しているか疑問である。
と同時に自国の領土を自主防衛できないで国が果たして国家といえるのか?
世界の独立国の中で自国の領土を自国の軍隊で防衛しないことを、憲法で明記した国家が存在するとは考えられないが、我が日本は世界の常識では考えられない文言を憲法に明記している不思議な国なのである。
平和憲法と称する現憲法が施行された1947年時点では先の大戦が終了して未だ二年足らずで、軍事量に対する国民感情や食うことに汲々としていた国状等から考えれば、その当時としては止むを得なかったかも知れない。
然しながら施行後65年間も時代の変遷を無視して、平和憲法といういうまやかしの元に今日まで放置してきた責任は当然国民と政治に携わってきた連中にあり、現在の世界情勢に相応しい憲法内容に早急に改正運動を実践すべきである。
国家の安全と防衛を、軍事力を保有せずとも維持出来ると、夢のような現実離れしたしたことを抜かす社民党を阿呆党首がいるが、故に己の党が国民から見放され埋没していることにも言及すべきであり、無知な国民を騙した罪でこのような輩一党は国外追放して、中国にでも移住させたら如何だろうか。
いずれにしても現況に相応しい憲法に早急に改正すべきである。
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