毘沙門 寺岡の自己紹介など…。

2012年5月29日火曜日

「毎月一億円以上を浪費する野田政権の官房機密費」


「時事雑感・草莽危言」2012-05-06

  官房機密費は又の名を内閣官房報償費と称されているが、実際にはこの機密費は外務省の予算から捻出されているそうである。
  外務省の予算の一部を内閣官房長官の絶対的な権限の元で出金の管理がなされ、出金の内容については自民党政権時代から非公開が原則であると、現民主党政権も自民党政権の理屈を継承している。
  ところが民主党は野党時代に執拗に官房機密費の公開を迫り、再三再四歴代の自民党政府を追及している記憶を思い起こすべきである。

  その上で野田政権が誕生した昨年九月から今年二月までの内閣官房費が新聞に記載されていたのを見て、我がボケ頭は正直愕然とした。
  「経費削減を徹底した上で消費税を国民にお願いする」と言うのが駄目野田政権の宣伝文句にも拘わらず、毎月一億円以上の機密費を使いまくっているのである。
  新聞記事によると月別支出は九月、十月、十一月、十二月、一月が毎月一億円、二月は一億三千万円で六ヶ月合計六億三千万円の大金である。
  今回の予算でも合計14億円以上の内閣官房機密費が計上されている。
  
  国民や中小企業に消費税増額を要請するためには先ず“隗より始めよ”で国会議員歳費の切り下げや機密費の圧縮等、己にとって一番身近な節約が出来ずに国民の同意が得られるはずがないことくらい野田は分からないのか!
  克って小泉政権時代に通称“塩爺”こと塩川財務大臣が、「国民は生活に苦労してお粥をすすっているのに、離れでは役人どもが腹いっぱいすき焼きを食っている」と警鐘を鳴らしたことがあるが、現政権にもそっくり当てはまる含蓄ある言葉である。
  
政治に携わる者はしゃべるのが商売だから、我々ボケ頭には到底真似出来ない輩どもであるが、それにしても野田は詭弁が多過ぎる。
  黒や黒に近い灰色現象でも白に言いくるめてしまう、詐欺師並みの話しぶりには完全に裏切られた思いが強い。
  奴が就任早々に発した第一声、つまり小沢との党内対立の解消を念頭に述べた「もういい加減に抗争は止めましょう」と話したことしか俺の頭に無い。

   2012年5月23日  元始求道会マルキG 毘沙門寺岡

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